2015年12月02日

『東京フラッパーガール lite 浅草ブラン・ノワール 第十話・十一話』更新

『浅草ブラン・ノワール』更新しました。
第十話/http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6109385
第十一話/http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6109423

これからちょいちょい二話連続更新すると思います。
なぜならペース配分を間違えてて、一話ずつ連載していたら年内完結→電書化が見込めないから(汗)。
別に年を越してもいいんですが、それだと2015年は本当になにもしていない年になるので……。



この回もやっぱり手こずり、何度も書き直しました。
どうも瞳子さんのキャラが固まっていないことが原因のようです。
最初はひたすらメソメソ不幸を嘆くキャラだったんですが、これじゃあ芸が無いかなと思い、一転して夫を見下す高飛車キャラにしてみましたが、今度は環が力を貸そうとは思えないほどのイヤな女になっちゃったので、こちらも没に。
最終的に中途半端なキャラになってしまいました……。
彼女の中に一本通る芯のようなものを作らないといけませんでしたね。反省。
電書化するときにはもうちょっと練ってみようと思います。



それはそうと、今回はじめて(?)資生堂パーラーを出しました!
自分の中では「戦前の銀座風俗=資生堂パーラー」てなくらい定番だったんですが、「フラッパー 1」ではなんとなく書きそびれてしまい……。ようやく書けて嬉しい!
資生堂パーラーには、一度だけ行ったことがあります。もうだいぶ前ですが。
チョコレートパフェを食べたんですが、平均して四年に一度程度しかパフェを口にしない私でも、美味しいと思った記憶があります。
いつか名物のミートクロケットをいただきたいものです。



それでは久々に「無駄知識」行きます。
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・丸の内ビルヂング……1923年(大正12年)竣工

戦前日本を代表するオフィスビルです。
低層階に呉服店や文具店、飲食店などが入り、中〜上層部には企業の事務所などが入居していました。
環が張り込みしている「三共の喫茶部」とは、その名の通り三共薬局が経営していた喫茶店です。一階南口そばに店舗があり、サラリーマンやOLさんがよく利用していたそう。
薬局なのに喫茶店? と思われる向きもあるでしょうが、上述の資生堂や大阪心斎橋の丹平など、薬局が「ソーダファウンテン」と呼ばれる喫茶店を経営することは珍しくありませんでした。
コカ・コーラも、元々は薬局に併設されたソーダファウンテンで販売されましたしね。
余談ですが九話に出てきた「縞の着物に白エプロンを付けたウエイトレス」ですが、これは銀座店の制服でした。丸ビル店で同じ制服があったかどうかは不明ですが、使っちゃいました。
今ならチェーン店なら制服を統一するんですが、昭和初期ではどうだったんでしょうね。

ナンパ男の言う「九階の精養軒」は、高浜虚子の『丸の内』を出典としました。
高浜虚子 丸の内
高浜虚子は当時、丸ビルにあった「ホトトギス」の事務所へよく訪れていたそうです。
昭和二年の発表なので、三年のうちに移転していなければいいんですが(弱気)。

posted by 杉浦絵里衣 at 21:45| サイト更新